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  1. 仙台市議会 2016-04-21
    都市整備建設協議会 本文 2016-04-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                              開会 午後1時41分                              閉会 午後2時55分 ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、建設局より報告願います。 2: ◯建設局長  建設局からの報告事項の前に、先週、八木山動物公園からチンパンジーが脱走いたしました件で一言、口頭で陳謝したいと思います。  先週14日午後1時20分ごろ、八木山動物公園チンパンジー舎から雄のチンパンジーが1頭、園外まで脱走いたしまして、約2時間後、午後3時15分には麻酔で職員により捕獲したものでございます。  幸いなことに、来園者とか一般市民の方を巻き込むような事故等は発生いたしませんでしたが、捕獲を試みた際に職員2名が、軽傷ではございましたけれどもけがを負った状況でございます。この間、来園の方とか多くの市民の方々に大変御迷惑と御心配をおかけしたことをまずは深く、申しわけないということで陳謝したいと思います。  今後、このようなことが二度と起きないように万全な対策をとってまいりたいと考えておりますので、どうぞ今後とも末永く八木山動物公園、長い目で見ていただければありがたいなと思っております。  それでは、建設局から報告事項6件ございますので、そちらのほうをお話しさせていただきたいと思います。  初めに、資料2、3をごらんください。  資料2、3につきましては、例年開催しております三つのイベントにつきまして、その概要を取りまとめてございます。本年度は、新緑祭と広瀬川1万人プロジェクトを4月23日土曜日に、広瀬川で遊ぼうを5月3日から5日の期間中に開催することとしております。  なお、新緑祭につきましては、委員の皆様に既に案内状を送付させていただいているところでございます。ご多忙中とは存じますが、出席のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  各イベントの詳細につきましては、資料及び添付のパンフレットを後ほど御高覧いただきますようお願いいたします。  続きまして、資料4から7についてでございます。  まず資料4、仙台市道路事業方針の一部見直しに係る中間案取りまとめ及び市民意見の募集についてでございます。  本市では、震災後の復旧・復興の取り組みや老朽化した道路施設長寿命化を視野に入れた維持管理を含めた方針として、仙台市道路事業方針を策定しております。  このたび、本方針の一部を見直し中間案取りまとめたことから、市民意見の募集を行うことについて御報告いたします。  詳しくは道路計画課長より御説明いたします。  次に資料5、道路照明施設LED化事業の実施についてでございます。
     本市が目指しております環境負荷の小さい持続可能な都市づくりを推進するため、本年度、約7万6000灯の道路照明施設についてLED化を行うこととしております。  このたび公募型プロポーザル方式により事業者を決定するため、その募集を行います。  詳しくは道路保全課長より御説明いたします。  次に資料6、仙台市下水道事業中期経営計画についてでございます。  下水道事業では、昨年9月に仙台市下水道マスタープランを策定したところでございますが、このマスタープラン実施計画といたしまして、仙台市下水道事業中期経営計画をこのたび策定いたしましたので、御報告いたします。  詳しくは経営企画課長より御説明いたします。  建設局の最後でございますが、資料7、仙台市止水板等設置工事費補助制度の開始についてでございます。  下水道事業では、大雨による浸水被害を軽減するため、市民の皆様が設置する止水板等工事費に対する補助制度の運用を開始しましたので、御報告いたします。  詳しくは下水道事業調整課長より御説明させていただきます。 3: ◯道路計画課長  それでは、資料4によりまして、仙台市道路事業の方針の一部見直しに係る中間案取りまとめ及び市民意見の募集について御説明いたします。  昨年10月に、当委員会におきまして、仙台市道路事業見直しにつきましては2の主な見直しのポイントでございます(1)の三つの視点により見直しを行うことといたしました。  また、道路整備維持管理を合わせた道路事業全体の進め方のイメージとして、(2)の五つの方向性について御説明させていただいたところでございます。  今回、その五つの方向性に具体的な取り組みを加え、お手元の別添資料にあります見直し中間案として取りまとめました。別添資料の5ページ以降に五つの方向性ごとの具体的な取り組みと事例を掲載いたしましたので、この内容について市民意見を募集したいと考えております。  なお、別添資料については後ほど御高覧ください。  裏面に参りまして、3の市民意見の募集の概要でございます。  (1)意見の募集につきましては、4月25日から約1カ月間とし、(2)にありますとおり郵送、ファクス、電子メールで受け付けることと考えてございます。  (3)周知方法につきましては、市政情報センター区役所などの窓口での資料配布により行うほか、市のホームページや市政だよりに掲載することと考えてございます。  いただいた意見につきましては、(4)にありますとおり、市の対応方針とあわせてホームページで公表するという予定でございます。  4、今後の予定でございます。意見募集をした後に、その結果などにつきまして6月の当委員会へ御報告いたしまして、6月の公表を目指しているところでございます。  説明は以上でございます。 4: ◯道路保全課長  資料5に基づきまして、道路照明施設LED化事業の実施について御説明いたします。  環境負荷の小さい持続可能な都市づくりを推進するため、本市が管理する約7万6000灯の道路照明施設について、本年度、消費電力が少なく、耐用年数の長いLED灯に更新いたします。更新によりまして、電気料金等の削減が期待でき、中長期的な効果といたしまして、15年間で約30億円の財政負担の低減を見込んでおります。  LED化事業の実施に当たりましては、民間の創意工夫を最大限活用できるESCO事業を採用することとし、このたび公募型プロポーザル方式により事業者を決定するため、募集を行います。  事業概要でございます。ESCO事業とは、LED化に要する費用を電気料金等削減分で賄うものであり、事業者は計画、設計、施工、維持管理資金調達等に係る全てのサービスを本市に提供するとともに、省エネルギー効果を保証いたします。  本市は、サービスを受ける期間中、事業費を平準化して事業者に支払います。  主な事業内容としまして、現地調査既存灯具LED化工事ESCO設備維持管理道路照明施設管理システムの構築、運営、省エネルギー量の計測、検証、保証でございます。  契約期間は平成28年9月から平成39年3月といたします。  全体事業費としましては約50億円でございます。  模式図の御説明をいたしますと、現在かかっている電気料金維持管理等の中から、削減分としまして約5億4000万円ほどを見込んでおります。その5億4000万円のうち、5億円を10年間ということで50億円でございますが、それをESCO事業費として考えてございます。15年間寿命があるというふうに言われておりますので、全体としまして約30億円ほど削減できるというふうに考えております。ESCOサービス期間は10年を見込んでおりまして、それの終了した時点で本市に灯具を無償譲渡されるということを考えてございます。  裏面をごらんいただきたいと思います。  工区の設定でございますが、約6カ月間の工期を考えておりまして、それとスケールメリットを勘案しながら3工区に分割して事業を実施いたします。  LED化による効果でございます。環境負荷の低減としまして電気使用量、それからCO2排出量がそれぞれ低減されます。維持管理費の削減といたしまして、電気料金として4億2000万円ほど、電球交換代として1億2000万円ほどの削減が見込んでございます。  事業者募集の主な要件でございます。事業役割施工役割金融役割を担い、事業遂行できる単独企業あるいは企業グループであること。ESCO事業等によるLED化の実績が2万灯以上あること。施工役割を担う者は、本市内に本店がある電気工事店であること。  地元企業への配慮といたしまして、地元の企業の参画について配慮したいと考えております。3工区に分割して事業を実施いたします。施工役割は、地元電気工事店に限定をいたします。事業提案の際に地元企業活用手法の提示を求めます。審査に当たりましては、地元貢献配点割合を高めたいと考えております。  今後の予定でございます。5月上旬に募集要項の配布、5月下旬に参加表明書の受け付け、資格審査、6月上旬提案書の受け付け、7月上旬にプレゼンテーション審査を行いまして、候補者を決定したいというふうに考えております。9月上旬に契約の締結を考えておりまして、9月から翌年3月まで、6カ月間でLED化工事を実施いたします。平成29年4月からESCOサービス期間、10年間を考えてございます。  説明は以上でございます。 5: ◯建設局経営企画課長  仙台市下水道事業中期計画について御説明いたします。  概要版にて説明いたしますので、資料6をごらんください。  本市下水道事業におきましては、昨年9月に、平成28年度からの10年間を計画期間とする仙台市下水道マスタープランを策定いたしました。本計画は、このマスタープランを着実に推進するために具体的な取り組み項目や達成すべき目標、必要な予算等について、平成28年度から平成32年度までの前期5カ年の実施計画として策定したものでございます。  計画の策定方法は2をごらんください。  策定に当たりましては、マスタープランに定めた基本理念基本方針等に基づき、アセットマネジメントの手法を取り入れ、必要な工事等の案件を抽出、それらの事業量と費用を見積もりました。具体的には、管理している資産や浸水被害の状況など下水道事業の現状を把握いたしまして、これら把握した情報をもとに必要な工事等の案件を立案しております。  案件の優先順位づけには、アセットマネジメントの手法によるリスク評価結果等を利用しておりまして、2)の図、仙台駅を中心としたところに赤い部分がございますが、この赤い部分がリスクの高い管路を示しております。このようなリスクの高い管路を改築する場合は工事の優先度も高まります。  あわせて、長期的に必要な更新費用を予測しまして、当面、今後5年間に必要な更新費用などを考慮の上、計画期間中の予算枠を決定し、この枠の中で案件を実施していく計画としております。  次に、ページをめくっていただきまして、3、施策の内容となります。  こちらでは、具体的な取り組み項目と主な事業について整理し、成果を計測するための指標とその目標値を定めました。代表的な取り組み項目を幾つか御紹介いたします。  (4)及び(5)では、管路施設浄化センター等の計画的な保全に取り組むこととしておりまして、中心市街地等の老朽管や広瀬川浄化センターなどの改築を進める予定としております。  (7)の総合的な地震対策の実施においては、合流区域等耐震化や第三南蒲生幹線整備等を行います。  また、(8)の雨水排水施設整備の効率的な推進におきましては、復興交付金による東部地区浸水対策を着実に進めますほか、仙台駅西地区若林地区など浸水リスクが高い地区についても対策を進めます。  またページをめくっていただきまして、裏面でございますが、4、財政計画をごらんください。  下水道事業は、使用料収入の減少に加え、更新時期を迎える施設の保全等に係る費用が増加する見込みとなるなど、今後、財政状況はますます厳しくなります。将来を見据えた健全な事業経営を行っていくため、経常利益の確保に努めますとともに、適切な投資を行ってまいりますが、本計画期間中に必要な予算をもとに予測した結果、計画期間中は安定的な事業経営を維持できる見込みとなっております。  最後に、5の本計画の進捗管理についてでございますが、予定している取り組みアセットマネジメントの仕組みを用いて、事業の進捗や目標の達成度、リスクの状況などに基づいて管理していきます。また、これらの状況は毎年レポートにまとめて、市民の皆様にお知らせする予定としております。  本市下水道事業の運営に当たりましては、マスタープラン及び本計画に基づき市民の皆様の暮らしの安全・安心を高め、地球環境を保全しながら効果的、効率的に取り組んでまいりたいと考えております。  なお、本計画の詳細につきましては、あわせてお配りしております冊子のほうを後ほど御高覧いただきたいと存じます。  報告は以上でございます。 6: ◯下水道調整課長  続きまして、資料7によりまして、仙台市止水板等設置工事費補助制度の開始につきまして御説明いたします。  目的等でございますけれども、本市でもこれまで雨水対策を進めてきておりますが、雨水排水整備率は33.5%という状況でございます。さらに近年、地球温暖化の影響と思われる大雨の発生が顕著になっておりまして、昨年9月の大雨のような、計画水準を上回る降雨の発生が増加しているところでございます。  このような状況から、浸水被害の軽減には、ハード整備に加えて、ソフト対策の充実も必要と考えてございます。  昨年度は市民の皆様に自助という対応をいただくため、土のうの配布を試験的に実施いたしました。市民の皆様の関心も高く、昨年度末までに約350件、土のう袋にしまして約3,800袋を配布させていただきました。  このたび、さらなるソフト対策の充実のためということで、建物等への止水板等の設置に関する補助制度の運用を今月、開始いたしました。  制度の概要につきましては、別添にパンフレットをつけておりますので、そちらで御説明させていただきます。  まず、補助金交付の対象者でございますけれども、下水道事業により実施しますことから、雨水の下水道事業計画区域内を対象の範囲としまして、過去に浸水被害の発生があり、現在お住まいの住宅やマンション、これには駐車場も含めますが、これらを所有されている方を交付の対象といたします。  次に、補助対象施設でございますけれども、敷地や建物内に雨水が入らないようにするため、門や玄関などに設置する止水板、あるいは敷地を囲む塀や壁などの止水壁、さらに地下駐車場からの車両の避難のための浸水の警報装置など、これらの設置と関連工事が対象となります。  補助額につきましては、止水板等設置工事費総額の2分の1としまして、50万円を上限額としております。なお、今年度の予算額は200万円となってございます。  この制度に関するお問い合わせ、申請、そして御相談は、下水道北管理センター及び下水道南管理センターで対応をいたします。  なお、この制度に関する情報につきましては、市のホームページに記載しておりますけれども、市民の皆様に御利用いただくことが大切でございますので、本庁舎並びに各区役所総合支所の窓口にパンフレットを置いていただくということと、各地の集会等でもPRを進めてまいりたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。 7: ◯委員長  ただいまの6点の建設局の報告に対して質問等はございませんか。 8: ◯相沢和紀委員  まず、報告事項4の道路事業方針の一部見直しに係る件についてお聞きしたいと思います。  3本の避難道路について、これを整備していくというふうなことでの見直しの説明がされております。以前にも私から指摘をしているところでございますけれども、3本のうちの一番南側に整備されます主要道路井土長町線の整備は、かさ上げ道路となる塩釜亘理線から仙台東部道路までの間というふうに計画をされております。しかし、その先、仙台東部道路今泉インターチェンジへのとりつけ道路との間は整備計画に入っておりません。現状のままであります。避難道路は幅16メートル程度で整備されるのに対して、この残された区間は道路幅約9メートルであり、その半分の区間は南側が用水路となっております。通常の走行でも安全がしっかりと確保されている状況ではないのです。加えて、このエリアは圃場整備が入ることになっており、従来の市道や農道が再整備されますが、大区画化に伴って道路網は簡素化され、集約されます。また、この農道はアスファルト舗装の道路ではなく、砂利道となる予定であります。  このような状況を見たとき、残された約1.3キロの区間だけが未整備として残ることは、避難者及び避難車両、さらには緊急車両通行確保に支障を来すというふうに前から指摘をしてきたところであります。従前の答弁では、他の道路を利用し、分散避難が可能であるというふうなものでありましたけれども、圃場整備は経済局の所管であり、建設局としては直接かかわりがないと考えてはいないとは思いますが、現在の計画は東部地区、六郷の現状をしっかりと見ていない机上のプランであるのではないかと考えます。しっかりとした状況を確認した上で、さらに計画に反映すべきと考えますが、いかがでしょうか。 9: ◯道路計画課長  未整備区間の道路でございますけれども、東部道路の西側の箇所につきましては、津波避難の考えに基づきまして整備を行う予定はございません。しかしながら、避難者分散化が図られる地域の生活道路の整備などについては、現場の状況を見ながら検討してまいりたいと考えてございます。 10: ◯相沢和紀委員  地域の状況を見てというふうに言いますけれども、高砂、蒲生から来る道路は産業道路ですぐ接続をしますし、荒井、深沼から来る道路は荒井東の部分でちょうどもう既に16メーターに拡幅がされておって接続されます。そしてまた、荒井の区画整理事業で碁盤の目のように整備された道路網に接続されるわけですから、非常に流れがよくなると。この2本の線については何ら問題はないというふうに思います。  しかし、指摘をしている3本目の井土長町線については、農道の途中で整備がとまってしまう。しかし、その先にはさっき言ったように大きな市道はなく、農道だけになると。しかもその接続の部分は仙台南道路東部道路のジャンクションに近くて、北に行く道路が非常に少ない、こういった特殊事情もあります。そしてまた、南側の部分は日辺排水というふうになっておりまして、ここはさきの津波の際に海水が遡上した部分でもあります。こういった事情を十分にきちっと整理をされて、再整備といいますか、計画に反映させていただくよう強く求めておきたいと思います。  次に、所管報告5の道路照明施設LED化の問題について数点伺っておきたいと思います。  この事業そのものは意義があるし、費用対効果も大きいと考えます。7万6000灯もの更新であり、それを3分割するとすれば、大体平均2万5000灯もの交換になるかというふうに思います。その際に、大きく長い時間かかるんじゃないかというふうに私自身は思うんですね。重要な道路などにおいては、作業に当たって安全確保のために交通誘導員等の対応も必要と考えます。また、交換する器具の発注も含め、ここで示されている6カ月間の工事期間で本当に可能なのか、改めて確認をしておきたいというふうに思います。 11: ◯道路保全課長  同じようにLED化に取り組んでおります横浜市では半年間で約11万灯、青森市では3カ月間で2万6000灯を交換した実績がございます。  本市が設定しております1工区当たり2万5000灯の交換については半年間で十分可能であると考えております。 12: ◯相沢和紀委員  もう少し細かな部分で聞いておきたいと思います。  事業概要を示した模式図が下に示されておりましたけれども、ESCOが管理することになります10年間については、維持管理費事業者であるESCOが負担するように描かれておりますが、市が負担する維持管理費はゼロというか、なくなるというふうに考えてよろしいんでしょうか。 13: ◯道路計画課長  灯具の更新及び管理プレート交換等につきましては本事業で行いますので、維持管理費も本事業の中で賄います。ただし、支柱の新設や撤去、灯具以外の機器の交換などが必要になった場合におきましては、ESCO事業者と調整を図りながら、従来どおり区役所が行うことになりますので、これらに要する維持管理費用は必要となります。 14: ◯相沢和紀委員  そうですよね。さらに、不点灯など照明器具がうまくつかないというふうな場合には普通、各区の道路課に連絡が入って、各道路課が確認した後に業者発注というふうな流れになっているかというふうに思います。そういった意味では、維持管理費に係る職員の費用も含めてなくなるというふうにはならないんじゃないかと思います。そういった意味で、この10年間に対して、その維持管理を担当する職員等の対応についてはどのように考えているのか。人員削減といいますか、少ない人数で対応できるというふうに考えているのか、伺っておきたいと思います。 15: ◯道路保全課長  区役所の職員につきましては、工事や現地調査等の立ち会い、それから設置場所の選定、故障や不点灯時の連絡などを担ってもらうことになります。  引き続き十分な連携を図りながら、本庁、区役所と一体となって取り組んでまいりたいと考えております。 16: ◯相沢和紀委員  次に、この契約の内容は10年間というふうに定められております。来年度以降、さっきも言われたように新たな道路照明を設置される場合もあろうかというふうに思います。その数は非常に少ないのだと思いますけれども、今回の契約に対して、新たに出てきた数灯の管理というのはどのように組み込まれていくのか。大した数の問題じゃないというふうに言うかもしれませんけれども、これまであった7万6000灯はESCOが管理しますよ。しかし、新たに出てきた100灯、各区100灯が出た場合はこの10年間で、さらにさらに積み重なっていけば1,000灯、1,500灯になるかもしれません。そういった管理はどのような対応になっていくのか。そしてまた、パトロールという点で、そういった部分もどのように行っていくのか伺っておきたいと思います。 17: ◯道路保全課長  本事業では、1工区当たり年間100灯のLED灯の新設も見込んでございます。区役所と調整の上、今般のESCO事業の中で新設をしていくことになります。この設置しました新設するLED灯につきましても、ESCO事業者が日常の維持管理を担うことという役割分担となってございます。 18: ◯相沢和紀委員  そのことは説明にはなかったというふうに思いますが、年に100灯をそれぞれやるというふうに想定した場合に、仮に100灯だったとすればそれで問題ないけれども、30灯になったら減額の契約を行うということになるんですか。トータルですけれども、仮に1年100灯で10年で1,000灯だと。それが300灯しかいかなかったという場合には、最終的に減額の契約というふうになり得るのか確認しておきたいと思います。 19: ◯道路保全課長  年間100灯を見込んでおりますので、今の契約上はその灯数を見込んでおりますが、それ以下となった場合につきましては減額の変更契約ということになります。 20: ◯相沢和紀委員  もう1項目ありましたので、質問させていただきます。  報告事項7の止水板等の設置にかかわる補助制度について伺ってまいります。  大雨に対応する雨水対策がなかなか進んでいない中で今回の補助制度ができたということは、一定評価をするわけであります。その上で数点伺ってまいります。  第1点は、止水板等の設置を必要とする建物等はどの程度あるというふうにまず認識しているのか伺います。 21: ◯下水道調整課長  これまで特に深刻な浸水被害が発生した地区において調査しましたところ、外見からの判断ではございますけれども、止水板の設置により被害の軽減が見込める建物は少なくとも20程度はあるということを把握しております。 22: ◯相沢和紀委員  20件というのは非常に処理区域、エリアからすれば少ないかなというふうに私自身は思っております。  今回の予算の中で200万円ですから、上限50万円とするとせいぜい4カ所、もしくはできて5カ所ということになろうかと思います。先ほど伺った数からすれば、5年か6年で達成をし得るのかなというふうに思いますが、そうした中であっても、この制度というのを、そういうものが設置されたことを見て私もしたほうがいいかなというふうなことなども含めて要望が出てくるんだろうと思います。ですから場当たり的に、ここ数年だけでの問題じゃなくて、やはり長い期間この補助事業を継続すべきだというふうに思いますけれども、私は少なくとも10年ぐらいはやり続けて少しでも寄与すべきじゃないのかなと考えるんですけれども、建設局のほうはどのようにお考えでしょうか。 23: ◯下水道調整課長  止水板の設置等には、補助制度ということで市民の皆様の負担も生じることがございますことから、今後の申請の状況を踏まえながら、制度の継続ということについては検討してまいりたいというふうに思っております。 24: ◯相沢和紀委員  最後になりますけれども、この間、大雨に対する対応、排水能力のアップに向けて努力されていることは十分認識しておりますし、敬意を表するところです。  特に3.11大震災の復興といいますか復旧の中で、若林地区の大和地区や原町東部を含めて新たな雨水幹線が入れられる。また、若林地区においても強制的な排水のポンプ施設をつくる、こういったことによって冠水エリアが少なくなるという対応がこの間、進められてきていることは十分認識しております。  そうした中で、今後10年間で新たな排水能力、さきに33.幾らという数字が示されておりましたけれども、10年後にはこの整備率はどの程度になるというふうにお考えなのかお示しください。 25: ◯下水道計画課長  雨水排水施設の整備率は平成26年度末で33.5%となっておりまして、中期経営計画の計画期間である平成32年度末までは36%を目標としているところです。  今回策定しました中期経営計画の計画期間以降につきましては、事業量が定まっておりませんが、引き続き雨水排水施設の整備を着実に進めるとともに、さきに御説明した止水板等設置工事費補助などのソフト的な施策とあわせて浸水対策を進める考えです。
    26: ◯庄司あかり委員  私からは、道路照明施設LED化事業の実施について伺いたいと思います。  先ほどの御説明と相沢委員との質疑の中でも、今後ESCO事業者が計画や設計、施工、維持管理資金調達等を行うことになるという御説明でございましたけれども、市民から現在もたくさん寄せられている外灯を新たにつけてほしいという要望には、どこがどのように応えていくのか確認したいと思います。 27: ◯道路保全課長  新設要望につきましては、今も区役所のほうで受け付けをしておりまして、新設が必要だという判断をすればやっておりますが、今事業では1工区当たり年間100灯の新設も見込んでございます。受け付けは区役所のほうで行いまして、場所の選定等も、実際やります区役所の判断におきまして、このESCO事業の中で設置をしていくということになります。 28: ◯庄司あかり委員  受け付けは区役所ですし、必要性、設置の判断というのも引き続き区役所が行うということです。先ほどもありましたけれども、ESCO事業者には100灯掛ける3工区分、300灯の新設分が契約にも含まれているということです。先ほどのお話では、300灯に満たなかった場合については減額だというお話もありましたけれども、私からは、300灯を超えるような御要望があった場合について、区役所が対応するということになっていくんだと思いますけれども、その点はよろしいでしょうか。 29: ◯道路保全課長  これまでの実績から、1工区当たり年間100灯の新設を見込んだところでございます。  今後とも個別の要望につきましては、優先順位を踏まえまして検討してまいりたいと考えてございます。 30: ◯庄司あかり委員  個別の要望に応えるのは区役所になるということだと思うんですけれども、そうであるならば、このESCO事業者に対してだけではなくて、区役所にも外灯を新設する予算を十分に確保しておかなくてはならないと思いますけれども、いかがでしょうか。 31: ◯道路保全課長  年間100灯、合計300灯を見込んでおりますので、まずはこの中で設置の要望に応えてまいりたいというふうに考えておりまして、また個別のさまざまな要望につきましては、区役所のほうで検討しながらやっていきたいというふうに考えてございます。 32: ◯庄司あかり委員  ESCO事業になるからということで、事業者任せになることのないように、また予算を理由にして市民に我慢をさせるということのないように、やはり必要なところにつけられるように対応をすることを求めて終わります。 33: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  なければ、次に水道局より報告願います。 35: ◯水道事業管理者  水道局からは、資料8によりまして、水道記念館の展示、リニューアルにつきまして御報告申し上げます。  本市水道水源の一つでございます青下水源地に立地する水道記念館につきましては、このたび一部展示をリニューアルいたしましたので御報告いたします。  詳細につきましては、参事兼総務課長より御説明申し上げます。 36: ◯水道局参事兼総務課長  それでは、お手元の資料に8に沿いまして御説明をいたします。  水道局では、水道の歴史、仕組みなどを紹介する施設といたしまして水道記念館を設置してございまして、周囲の青下水源地とあわせ、多くの方に親しんでいただけるよう活性化に取り組んでいるところでございます。  その取り組みといたしまして、展示のリニューアルを平成26年度から3カ年計画で進めているところでございますが、平成27年度におきましては、水道の歴史を展示する1階の仙台市水道のあゆみゾーンのリニューアルを行いました。  主な内容といたしまして、本市水道事業の創設、拡張期を紹介する映像を交えた大型パネルの展示、東京都教育委員会から貸与いただきました、東京汐留再開発で仙台藩江戸上屋敷跡から出土いたしました木樋、木おけといった上水遺構を展示するほか、四ツ谷用水に関する展示を充実させるなど、水道の歴史を振り返り、水に込められた市民の願いや水道づくりを支えた先人の活躍をたたえることで、改めて水の大切さについて気づいていただければと考えてございます。  資料の裏面には、水道記念館までのアクセスマップを掲載してございます。これから新緑の時期を迎え、爽やかな季節となってまいります。委員の皆様方におかれましては、何とぞ御来場の上、御高覧賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。 37: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 38: ◯木村勝好委員  1点だけ伺います。  仙台藩の江戸上屋敷から出てきた上水の遺構について、ここに展示をされるというのは、これはこれで結構なんですけれども、これは東京都の教育委員会が発掘をしてくれたものだと思うんですね。なかなか貴重なものだというふうに思うんですけれども、文化財あるいは博物館という観点じゃなくて、水道という観点でこちらに展示をするというふうになったのは、文化財課なりあるいは博物館なりとの調整の上でこういうことになったのでしょうか。 39: ◯水道局参事兼総務課長  上水遺構の展示につきましては、展示に当たりましては、博物館等にも御相談申し上げまして、展示の方法、説明の記載内容などにつきまして御意見をいただきながら進めてきたところでございます。 40: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯委員長  なければ、次に交通局より報告願います。 42: ◯交通事業管理者  交通局より、資料9に基づきまして、第2期仙台市交通局バリアフリー特定事業計画(後期)の策定について御報告いたします。  交通局では、平成24年6月に策定されました仙台市バリアフリー基本構想に基づきまして、同年12月に第2期仙台市交通局バリアフリー特定事業計画(前期)を策定し、取り組みを進めてまいりました。  このたび前期の事業計画期間が終了いたしますことから、これに続く後期の事業計画を策定いたしましたので、御報告いたします。  詳しくは、営業課長から御説明申し上げます。 43: ◯営業課長  それでは、私からは資料9の2、計画の概要から御説明申し上げます。  まず、計画の概要でございますが、事業期間といたしましては、平成28年度から平成32年度までの5年間としております。  次に、事業内容でございますが、後期に実施する事業の策定に当たりましては、ホームからコンコースの間のエスカレーターの増設など前期からの継続事業のほか、国土交通省が定める公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドラインと施設の適合状況を調査した上で、高齢者や体の不自由な方、お客様から寄せられた御意見等を参考に、より優先度の高いと考えられる施設、設備について整備を行うことといたしました。  主な施設、設備といたしまして、地下鉄南北線では、お客様用トイレの出入り口の段差解消を含む全面的な改修を全駅で実施するほか、ホームからコンコースの間の階段に下りエスカレーターの増設を八乙女駅や勾当台公園駅など12駅で引き続き行ってまいります。また、写真にもございます触知案内図の設置やエスカレーターの進入可否を案内するポール式案内装置の設置を進めてまいります。  なお、資料に記載しております地下鉄南北線に係る事業のうち、1)のiiに記載しておりますエスカレーター進入可否表示の設置につきましては、泉中央駅北改札口側の1基のみが本計画終了後の設置予定となっておりますが、その他の項目につきましては、既に設置済みの箇所を含め、後期事業期間中に全駅の整備が完了する予定となっております。  また、地下鉄東西線につきましては、国のガイドラインにおおむね合致しておりますことから、今後の利用状況を見ながら、見直しの必要があれば随時検討してまいりたいと考えております。  次に、裏面をごらんください。  バス事業につきましては、引き続きバス停留所の整備やノンステップバスの導入を進めてまいります。  心のバリアフリー化推進事業といたしましては、職員へのバリアフリー教育や市民向け交通バリアフリー講座の開催のほか、優先席の利用マナーを初め、妊産婦や内部障害を抱えている方に対して優しい環境づくりを進めるため、マタニティマークやハートプラスマーク等への理解について啓発活動を行ってまいります。また、バリアフリーガイドラインの作成などによるバリアフリーに関する情報提供を進めるなど、ソフト、ハード両面でのバリアフリー推進に努めてまいります。  詳細につきましては、添付しております事業計画を後ほど御高覧ください。  今後におきましても、計画が適切に実施されているか検証を行い、適時、見直しを行うとともに、法令等の改正やお客様からの御意見等により、新たな取り組みが必要となった場合は実施内容を追加するなど、計画の一層の充実を図ってまいります。  説明については以上でございます。 44: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 45: ◯庄司あかり委員  私は、この中でも南北線にかかわるバリアフリーについてお伺いしたいと思います。  東西線が開業して以降、乗車された市民の皆さんからは、東西線のバリアフリーに比べて南北線のこの分野でのおくれが浮き彫りになっているとの御意見が多数寄せられています。確かに東西線がしっかりエスカレーターやエレベーターが整備されているのに対して、南北線は地上に出るのに階段しかないという出口が幾つもございます。  南北線の駅の中で、地上出口まで階段しかなくなってしまうという出口がある駅の数はどのぐらいなのか伺いたいと思います。 46: ◯交通局施設課長  南北線の駅の中で、途中までエスカレーターがついていて、その後、階段だけになってしまうという駅につきましては全部で13駅、出入り口の箇所数で言いますと22カ所となってございます。 47: ◯庄司あかり委員  13駅22カ所で途中から階段しかなくなってしまうという状況なんです。例えば長町駅の北出口もそういう状況です。この出口は長町病院に近いということもあって、通院される方が利用するという出口ですけれども、何と階段が75段あるそうで、上るのはとても大変だそうです。結局は道路向かいにあるエレベーターがある出口まで遠回りして地上に出る方が多いというふうに聞いています。  先ほどの御答弁でも、階段だけの出口がある駅は13駅で、22カ所の出口だということですから、こうした出口には構造上のさまざま問題はあるんだと思いますけれども、エスカレーターを整備する努力をすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 48: ◯交通局施設課長  ただいま構造上の問題とおっしゃっていただいたように、確かに途中でとまっております上りエスカレーターを地上まで伸ばす、または階段しかない出入り口にエスカレーターを増設する、このような場合には、出入り口の構造物を一旦取り壊した上で構造物を再度構築するなど、大規模な改築工事となります。また、そのほか、場合によっては追加の用地買収が必要となってまいりますことから、膨大な費用が見込まれます。駅の大改修の機会などを捉えながら長期的に検討せざるを得ないものと考えてございます。 49: ◯庄司あかり委員  階段だけになっているのはそれだけの理由があるということなんだと思いますけれども、例えば河原町駅とか五橋駅でも、私も利用しますとベビーカーですとか車椅子の利用者の方が困っていらっしゃる様子に出くわすこともございます。こういう方々は、エレベーターがメンテナンス中の場合にどういうふうに対応されているのか確認したいと思います。 50: ◯駅務サービス課長  まず、エレベーターの定期点検を行う際の周知方法でございますが、事前にエレベーターの中にポスターのような形で、何月何日、何時から何時ぐらいまで保守点検を行う、また交通局のホームページの中にもその日時を御案内させていただきまして、その時間帯をできるだけ避けて御利用いただくような御案内を申し上げてございます。  点検時に仮に車椅子の御利用の方がお客様としていらっしゃった場合でございますが、まず保守点検の業者と打ち合わせをしながら、可能であれば点検作業を一時中断してもらって、エレベーターを稼働させて御利用いただくということを行っております。ただ、中断が難しいような場合につきましては、お客様のほうに御説明を申し上げて、お待ちいただく場合もございます。  また、ベビーカーの御利用の方々に対する対応でございますが、まず駅係員から階段またはエスカレーターを御利用いただくようにお願いを申し上げますが、こういう方の場合、どうしてもお子様を抱っこして、ベビーカーを畳まなければその利用はできませんので、その際には駅係員が必要に応じてベビーカーの運搬作業をお手伝い申し上げるというような対応をしてございます。 51: ◯庄司あかり委員  柔軟に対応していだたきたいというふうに思うんですけれども、やはりそういう大変な事態が起こっているということなんです。  先ほどの報告では、南北線ではホームからコンコースまでのエスカレーターの整備ですとか、階段の段差の明瞭化などの対策を講じていくという御報告でした。  本市でも4月から障害者差別解消条例も施行されています。先ほどもあったような構造上の困難ですとか予算の問題があるとは思いますけれども、条例の趣旨に鑑みても、南北線でのバリアフリー対策は早急に進めていくべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 52: ◯森交通局次長  ただいま委員から御指摘ございましたように、長期的に対応しなければならない課題というのがあることは私ども認識しておるところでございます。  交通局といたしましては、今回御報告申し上げました後期のバリアフリー計画を法、条例の趣旨を鑑みまして、適切な設備、設計がされているかとか各事業の取り組み状況を定期的に確認していくなど、着実かつ適切な進行管理を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 53: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から発言等がございましたらお願いいたします。 55: ◯相沢和紀委員  大変長くなってしまって申しわけございませんが、もう一問だけ質問をさせていただきたいと思います。  まず、地下鉄東西線が開業して4カ月たつわけでございますけれども、徐々にでありますけれども、乗客がふえているように感じております。私も夜の会合などがあった場合、東西線を利用して荒井駅まで行って、そこからタクシーで帰るというふうに大体なっているんですね。その際、乗降客を観察してきたわけでありますけれども、開業から1カ月、2カ月の時点では、最終駅であります荒井駅でおりられる方は4両編成の1便で10人ぐらいしかいなかったんですね。これがこの4月に入って倍近い約20人ぐらいまでにふえているように感じております。  交通局としてどのように乗客数を見ているのか確認をさせていただきたいと思います。 56: ◯営業課長  荒井駅の乗車人員につきましては、新生活や新入学を契機とした交通手段の転換により若干の伸びが見られますが、各学校での入学式やオリエンテーション等による季節的な変動要素もありますことから、引き続き乗車状況の変動を注視してまいりたいと考えております。 57: ◯相沢和紀委員  少しでも利用客がふえることを期待するんですけれども、荒井駅へ行く際の道路標識といいますか、サインが非常に不十分だというふうに思うんですね。御存じのように荒井駅からバスの便数がそう多くなくて、そういった意味では、朝晩車で送迎をするという方もおります。そうした中で荒井駅への誘導サインが不十分。4号線の側、西側のほうには荒井駅とか蒲町とかそういう表示はあちこちにあるんですけれども、荒井駅から東側の道路、特に塩釜亘理線のところ、もちろん工事期間中ということもあるんですけれども、荒井方向というような表示は一切ありません。ですから、私の知っている方なんですけれども、たまたま私が井土長町線のところに住んでおりますので、二木バス停で待っていたら知り合いの方が通りかかった。どこさ行くのと言ったら、荒井に行くんだと。荒井に行くのはこの道路じゃないよというふうになってしまって、たまたま私もまちに出てくる用事がありましたので、乗せられて荒井駅まで行って、そこから地下鉄を利用させていただきましたけれども、簡単に言うと塩釜亘理線を通行していて、もうすっかり景色が変わりまして家もないですから、ここから曲がればいいんだなというのがわからなくなっちゃうんですね。すぐ井土浜の交差点で左へ曲がって若林に行ってしまう。逆に北から来た方は、昔だったら深沼の交差点のところにセブンイレブンもありましたし、ガソリンスタンドもありました。あそこを曲がれば荒井に行くんだなとわかる。今は何もない。わからないからそのまま通り過ぎて行って閖上の大橋まで行って、過ぎちゃったんだと、こういうことが多々あるんではないかというふうに思います。そういう意味でこの道路に対するサイン、看板ですね、どのようになっていて、今後どのように整備をされていくのか伺っておきたいと思います。 58: ◯道路計画課長  道路の案内標識についてでございますけれども、道路の案内標識につきましては主な地名を表示することとしてございます。  御指摘の塩釜亘理線は、荒井方面の誘導について今後わかりやすい地名表示を検討してまいりたいと考えてございます。 59: ◯相沢和紀委員  民間業者、簡単に言いますと楽天が、お客さんを集めるのに、自前でやったかどうかはわかりませんけれども、コボスタという表示があちこちに出ているんですね。そういった意味では、荒井駅を利用するためには交通局、もう少し汗をかいて努力をしていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 60: ◯庄司あかり委員  時間が長くなって申しわけないんですけれども、私からは、広瀬通の道路改良事業に伴うイチョウ並木の撤去について伺います。  先ほどの道路事業方針の一部見直しに係る中間案の御説明では、骨格幹線道路網を中心とした幹線道路の整備、あるいは緑豊かな道路空間の整備、こうした道づくりを進めていくとの御報告がございました。そのはざまにあって今問題になっているのが広瀬通のイチョウの伐採問題だというふうに思います。  2月のこの常任委員会で御報告を受けましたけれども、その際に私は説明をお聞きするにとどめました。その後、報道でもあるように、市民からイチョウの伐採に対してさまざまな御意見が寄せられているということで、私自身、2月の委員会での対応は不十分だったということを深く反省して、市民の皆さんの御意見をお聞きしなくてはならないと思って4月6日に開かれた説明会に参加させていただきました。その説明会ではどのような意見が寄せられたのか、まず御紹介いただきたいと思います。 61: ◯青葉区副区長兼建設部長  ただいま委員からお話ありましたように、広瀬通の道路改良に伴います14本のイチョウ撤去につきましては、ことし2月の本委員会に報告させていただいたところでございますが、その後、市政だより3月号に掲載したところ、市民の方々から市民への周知が不十分だと、足りないといった御意見を多く寄せられました。私どもといたしても、やはりさらなる説明が必要という認識のもとで、4月6日に説明会を開催させていただいたところでございます。  主な意見等につきましては、道路課長よりお答えいたします。 62: ◯青葉区道路課長  4月6日開催いたしました説明会では74人の市民の皆様の御参加をいただいたところでございまして、さまざまな御意見を頂戴いたしました。  主な御意見といたしましては、説明不足のまま撤去するのは反対であるというもの、公共交通主体のまちづくりとの整合をどのように考えているかということ、あるいは杜の都の環境をつくる審議会に説明をして意見を求めるべきではないかというもの、そして愛宕上杉通は緑の100選に選ばれておりまして、交差点の2本は何とか残せないかというもの、こういったものでございますとか、あるいは東口の渋滞解消のため早く道路整備は進めてほしいというもの、伐採するイチョウの代替を東口に植えてもらいたい、こういった御意見をいただいたところでございます。 63: ◯庄司あかり委員  そうした市民の皆さんの御意見を私もお聞きしまして、これほどまでにイチョウ並木に愛着を感じて杜の都仙台へ思い入れを持っていらっしゃるということは、仙台市としても大変ありがたいことではないかというふうに思いました。それと同時に、市民の皆さんの緑に対する意識の高さについて認識不足だったという点でも申しわけなく思った次第です。御当局も市民への説明のあり方ですとか、もっと市民から意見をもらうというプロセスが足りなかったという点については反省されているということを説明会でも繰り返しお話しになっていました。私も同じ思いです。  しかしながら、そうした市民の皆さんの声のおかげで今まだイチョウは伐採されていないという状況です。今からでも遅くはないわけですから、市民意見にしっかり向き合うという姿勢が求められていると思います。  現在、寄せられた意見に対してどのような対応をしているところなのか伺いたいと思います。 64: ◯青葉区道路課長  説明会においていただきました御意見の中で特に多かったのが、杜の都の環境をつくる審議会委員の方々への説明を行った上で意見を求めるべきではないかという御意見がございました。  これを受けまして、現在、審議会の委員お一人お一人に、これまでの経過でありますとか、あるいは事業の必要性につきまして御説明し、御意見をいただいているところでございます。 65: ◯庄司あかり委員  杜の都の環境をつくる審議会の委員の皆さんに御説明をしているところで、まだ全員終わったわけではないというふうに思いますけれども、現時点でどのような意見が出されているのか伺いたいと思います。 66: ◯建設局参事兼百年の杜推進課長  委員の皆様からはさまざまな意見を頂戴いたしておりますけれども、主な意見といたしましては、広瀬通の渋滞は恒常化しており、渋滞対策としてイチョウを撤去することはやむを得ないと思うと。また一方では、当該区間のイチョウは非常にボリュームがあって仙台駅前からの景観として重要であって、もしなくなった場合は非常に市民の喪失感が大きいんじゃないかという意見もございます。道路交通政策、それから都市景観などの整合を図った上での結果であればやむを得ないことではあるかもしれないが、議論がまだ尽くされていないのではないかということで、慎重に進めるべきであるというような意見が多数ございました。 67: ◯庄司あかり委員  審議会の皆さんからの御意見ですけれども、審議会を開くべきだとか、そういう御意見はあったのか伺いたいと思います。 68: ◯建設局参事兼百年の杜推進課長  数名の委員の方からは、審議会としての意見としてまとめて出すということであれば、審議会を開催しなければならないのではないかという意見がございました。 69: ◯庄司あかり委員  数名の委員の方からばらばらに意見を聞くということで終わりにするのではなくて、まとめるのであれば審議会を開催すべきだという御意見があったとのことです。説明会の中で審議会の元副委員長をされていたという方からも、審議会に図るべきだという御指摘がございました。  委員の皆さんにもぜひ、お忙しい方々だとは思いますけれども、日程調整に御協力いただいて審議会を開催すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 70: ◯建設局参事兼百年の杜推進課長  まだ審議会の委員の皆様の意見、聴取途中でございますけれども、皆様の御意見を踏まえながら検討してまいりたいと存じます。 71: ◯庄司あかり委員  開催すべきだという意見も幾つかあったとのことですので、ぜひそれを踏まえて進めていただきたいというふうに思います。  私も説明会に参加してさまざまな御意見をお聞きして思いましたのは、あのときの説明会を最後にして幕引きするということはできないということです。やはり説明会で寄せられた市民意見に対して市がどのように検討し応えてきたのかと、真摯な姿勢を示すべきだというふうに思います。これまで寄せられた意見に対して応える場が必要だと思います。そういう意味合いでの再度の説明会を開くべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 72: ◯青葉区副区長兼建設部長  このたびの道路整備につきましては、宮城野橋、いわゆるX橋の完成、供用に合わせて広瀬通の慢性的渋滞を解消すると、あわせまして仙台市のまちづくりの課題でございます東西線一体型のまちづくりを進めていくというところでございまして、いわゆるイチョウを撤去して道路をつくっていくという方針に変わりはございませんが、やはり事業を進める上で、市民への御説明や審議会委員への御説明が足りなかったものというふうに認識しておりまして、それで改めて4月に説明会を開催し、また審議会委員に今説明して意見を賜っているところでございます。  今後は、これらのいただいた意見への対応というところについて検討してまいりますが、市の対応方針がまとまった段階で、議会の皆様を初め市民の皆様に丁寧にお知らせし、御意見を伺いながら事業を進めていきたいと、そのように考えております。 73: ◯庄司あかり委員  先ほど来あったように、渋滞緩和のために道路が必要だけれども、住民に愛されてきたイチョウ並木の景観も守りたいという非常に悩ましい課題だというふうには思います。だからこそ市民の声を聞かずに拙速に進めるべきではないというふうに思います。ここで、市民と話し合い、最善の道を探っていくということがまさしく住民参加のまちづくりであるというふうに考えています。丁寧な対応を求めておきたいと思います。  最後に、仙台市は緑の基本計画の中で、10路線を緑の回廊と位置づけて緑化重点地区としています。そうした中でイチョウの伐採を決めるのはいかがなものかと説明会でも御意見がございました。また、住宅地では反対に、街路樹の根上がりですとか落ち葉の処理の問題などが課題になっています。  中心部での緑をどのように維持して豊かにしていくのか、あるいは住宅地での街路樹の更新をどう計画を持って行っていくのか、それは場当たり的ではなくて、市のビジョンをしっかりと示すということが市民からも求められていると思いますけれども、この点はいかがでしょうか。 74: ◯百年の杜推進部長  住宅地の街路樹につきましては、十分な維持管理費が充てられず、根上がりなどの適切な管理ができていないなど課題もあることは認識しているところでございます。  今年度より街路樹管理費を増額しましたことから、根上がり対策などにも取り組んでまいりたいと考えております。
     また、都市中心部では総合的なまちづくりの観点がより大切、必要というふうに考えてございまして、基本的には道路幅員が十分とれている街路樹の場合は歩道の街路樹を大きく育てるなど緑の量の確保に努め、今後とも杜の都として街路樹の整備、維持管理を図ってまいりたいと考えております。 75: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 76: ◯委員長  なければ、ここで委員の皆様に5月の委員会の開催について申し上げます。  御承知のとおり、本年5月20日、21日に、本市においてG7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されます。このことから、5月の委員会は5月23日月曜日、午後1時から開催いたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これをもって協議会を閉会いたします。...